2016年11月8日火曜日


■monochrome
airの日に撮ったものです。大きな水たまりは、前の日のどしゃ降りでできたものかもしれません。あの、ひどい雨のあと、明け方の砂浜で青空を映し出す水たまりに出会えたことは、偶然の力を借りた必然のような気がしました。水と空気と砂と人とを一緒に撮るという機会は、この時でなければできなかった表現だと思います。
 出展は4点の予定でしたが、ここまでの4点がカラーだったので、写真を組みながらモノクロームを作りたいと思っていました。そこで、最後の最後に組んだ作品です。
 今までの撮影は被写体とふたりだけでしたが、今回はもう一人参加してくれました。そうなると時間の流れ方や、撮影のペースも変わってきます。いつもと違う賑やかなムードは、とても新鮮でした。何よりもダンスの教え子の中でも群を抜く熱意、努力、集中力を発揮する才能がその場にいてくれた。そのことは大きな喜びでした。10歳のこどもが踊る姿を見ながら、未来は続いていくのだなぁという、あたたかな希望を感じました。

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